有望な人工知能(AI)スタートアップの顔ぶれが変わり始めた。AIそのものの開発ではなく、セキュリティーや創薬、省電力化などAI活用の課題を解消する開発に取り組む新興が注目を集めている。次世代を担うアーリーステージ(初期)スタートアップの顔ぶれは、AI分野の変化を示している。AIの利用拡大に伴い、最も有望なスタートアップはAIを開発するだけでなく、AIを巡るボトルネックの解決に取り組んでいる。
▼量子計算機 電子や原子の振る舞いなど、極めて小さなスケールで起きる現象を説明する物理理論「量子力学」を応用した次世代計算機。従来のコンピューターを上回る超高速で複雑な問題を解く可能性を持つ。創薬や新素材開発、金融機関のリスクシミュレーションなどで応用が期待されている。量子計算機は「量子ビット」と呼ぶ情報の単位を使って計算を進める。量子ビットは非常に繊細で乱れやすく、わずかな電磁波の影響でも計 ...
大学院教育の強化が課題になる中、日本私立大学連盟は私大の立場から大学院の活性化と政府・経済界の支援を求める提言を出した。取りまとめに携わった松浦良充・慶応義塾常任理事に寄稿してもらった。人口減少が急速に進む中、生成AI(人工知能)をはじめとする技術革新は社会に根源的な変動をもたらしている。いま必要なのは自ら問いを立て、高度で多様な知を駆使して、社会の様々な局面で複雑な課題に対応できる人物を育てる ...
政策効果の乏しい減税や補助金を見直す「日本版DOGE」で各省庁の自主点検結果が出そろった。約120件ある減税などの優遇制度のうち廃止の方向を明示したのは1件のみだった。財源捻出の難しさが改めて浮き彫りになった。日本版DOGEはトランプ米政権で実業家のイーロン・マスク氏が率いた政府効率化省(DOGE)を念頭に、2025年11月に内閣官房に設置した。片山さつき財務相が担当閣僚に就いた。26年1〜 ...
〔第74期〕最終予選 特選譜 第11局(7)174-211 八段 志田 達哉先番 九段 高尾 紳路(6目半コミ出し)持ち時間=各3時間(黒2時間31分、白2時間59分)無コウが敗着白74切りから難戦に。黒81、83とコウを仕掛けたが、鈴木伸二八段 ...
人知をはるかに上回る人工知能(AI)の誕生が近づいている。文明の前提を覆す事態にいかに備えるべきか。連載企画「超知能」第5部ではAIと人類の共生の条件を探り、着手すべき取り組みを提言する。◇「さあ、じゃあ聞かせてくれ」2025年10月、東京都内のホテル。産業技術総合研究所のプレゼンに軽い相づちを打っていた米エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は、話題が量子技術に移ると待ち ...
1962年(昭和37年)に東京大学に入学した。60年安保の直後で、自衛隊や安全保障をめぐる論争が盛んだった。1年生の秋、友人に誘われて「土曜会」という読書会に入った。昭和20年代、マルクス主義や共産主義が広がり、大学では「左翼にあらずんば人にあらず」という時代に、その風潮に反発する自由主義や民主主義の立場の学生が大学横断でつくった団体だ。私が参加した頃は純粋な読書会という感じに変わっていた。当 ...
NECは三井住友銀行と連携してサプライヤー向けに、二酸化炭素(CO2)の排出削減量に応じて金利を優遇するローンの提供を始める。脱炭素に取り組む取引先を支援し、サプライチェーン(供給網)全体でCO2の排出削減を進める。ESG(環境・社会・企業統治)関連の取り組みの達成状況に応じて金利優遇を受けられるサステナビリティー・リンク・ローン(SLL)を提供する。サプライヤーが設定するCO2の排出削減目 ...
共働き世帯が増える中、企業が社員の夕食準備を支援する動きが出てきた。バランスのよいおかずを毎日持ち帰れるようにして、調理や買い物の負担を減らす。平日の夕食は負担が大きい家事の一つ。社員の生活面に寄り添った福利厚生を充実させ、仕事と家庭との両立を後押しする狙いだ。三菱商事、自社ビルにサービス誘致「夕食の負担が減り家族の時間が増えた。仕事にも専念できる」。6月平日の午後7時半、三菱商事・サステナビ ...
担い手不足に直面する地域の伝統的な祭りを飛躍させたい。広島大学の4年生、片桐萌絵さん(21)はそんな思いを胸に、民俗芸能の専門コンサルティング企業「とらでぃっしゅ」を設立。地域と域外の人がともに祭りを支える仕組みを提案し、これまで10件超の案件を手掛 ...
昭和の夏に欠かせなかった扇風機。昭和初期には購入時に自治体への届け出が必要な「高級品」だった。戦後、金属製だった羽根がプラスチック製へ変わるとともに「日用品」になっていく――。昭和の扇風機を百台以上並べてみると、そんな歴史が浮かび上がってくる。北名古屋市歴史民俗資料館、通称「昭和日常博物館」では現在、扇風機の展示を準備中だ。「こんなのが出てきたんだよ」。1990年、地域の農家を訪ねると納屋の ...
日本の育児休業制度は国際的に見ても手厚い。だが、制度が整えば父親の育児参加が自然に増える、と考えるのは早計である。育休取得をためらう理由として多くの男性が挙げるのは「職場の雰囲気」なのだ。筆者らの研究グループは、日本の民間企業2社と地方自治体2団体の計4組織で、1200人超の男性従業員を対象にランダム化比較試験を実施した。80の職場を無作為に分け、一部の職場で2時間のワーク・ライフ・バランス研 ...
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